お花畑のあと

W不倫が終わりに近づき今になって思う事

不倫は癒し

俗に不倫のイメージは
お互いの家庭に不満がある者同士が
心の隙間を埋める…みたいな


「ただS君を好きになっただけで
家庭のことは関係ない」と思っていたけど


思えば旦那さんとケンカの原因って
相手の親の事や教育方針の違いが殆ど
それも不満ってことだったのかな


その殆どがなくなった今
夫婦仲が俄然上手くいくようになった
というより元通りになった


元々この人以外考えられないと決めた
自分にとって最高の人だったんだよね


ルックスもセンスも収入も・・・
正直S君より上
価値観も好みも似てるから
食事や遊びに出かけても楽しい


S君とは趣味も違うし
共通するものがそうないから
肝心の恋愛感情が減ってしまうと
魅力も半減してしまう


でも肉食で完全男性脳の旦那さんに
足りなくてS君にあるもの


包み込むような優しさ
穏やかにずっと話を聞いてくれる
思いのこもった心に響く言葉・・・


こうやって並べてみると
精神的なやすらぎ傾向ばっかり
S君はカウンセラーか笑


時にその優しさや物静かさが
ハッキリしないイライラの原因に
なる時もあったけど


私はS君に癒されてたんだー
人生に癒しは大事で
好きな相手だから癒される


暮らしを共にしてないから
お互いのいい所だけ見せ合える
日常になるとそうはいかない


そう思うと何だかんだ言って
夫婦でいられてるのは旦那さんだから
なんだろうな


家庭という拠り所があるからこそ
気持ちに余裕が持てる
それは割り切りとは違う感じ


私が独身だったら好きであるほど
寂しくてみじめに感じることが多くなって
早々に自分が壊れてただろう


S君だってそう
奥さんとは長年の価値観も合って
結局嫌じゃないから家に帰るし
その方が楽だから自分の意志で
結婚生活を続けてるんだろう


辛い事も私が一緒に乗り越えたい!
なんてお花畑の頃は勘違いしてたけど
そんなものは行き着くところ
家族と乗り越えてくれたらいいし
そうするべきなんだよね


不倫関係はその程度のもの


この先も自分をすり減らすような
おつきあいはしたくない


S君が思い浮かべる私は
いつも笑顔の可愛い私であればいい